にっぽん三銃士 博多帯しめ一本どっこの巻
(C)1973 東宝
わずか一日で職場と家庭と婚約者を失った忠吾、八木、一郎は九州・博多へ流れついた。そこのスラム街で三人は“カラス”のお新と知り合った。お新は酒場やレストランで客が飲み残したビールをミックスして“玄海ビール”と称して売っている、三人は早速、ビール集めを手伝い始めた。ある日、一郎は、ウルフ興行の総務部長で剣の達人・北風の健と対面した。ウルフ興業では三人をお新が雇った用心棒と勘違いしているらしい。一方、健の知らぬ所でウルフ側のビール製造の妨害が露骨になってきた。その頃、大九建設が、スラム街を買いとってパンスト工場を建築、住民たちには金銭か代替地を補償するという話を持ち出してきた。